気象観測のはなし 地上観測の続き
前回、気象予報をするためにはデータを集める必要があるということで、まず地上観測について紹介してみました。
*前回紹介した地上観測*
今回はその続きとして
こんな話をしていきたいと思います。
日射計・全天日射計
太陽からのエネルギーが放射されています。
地表面に入射する太陽放射を観測する方法をご紹介します。
全天日射=直達日射+散乱放射
日射には太陽光がそのまま真っ直ぐ地面に放射する直達日射と大気中の浮遊物に散乱されたのちに地面に放射される散乱放射があり、その和が全天日射です。
▲気象庁ホームページより
直達日射観測
回転式日照計ではあらかじめ太陽の南中方位に設定して、中の鏡を回転させることで直達日射を感知しています。一定時間ごとにどのくらいの直達日射があったか(日照時間)を結果として出しています。 ▲福岡管区気象台ホームページより
他には太陽を追尾しながら観測するようなものや、太陽電池を搭載し、電力量から散乱光のみの電力量を差し引くことで直達日射を観測する方法もあります。
直達日射量は農業に従事する人にとって重要な情報で、また大気の混濁度を知るために必要な情報でもあります。 大気が濁っていると、直達日射量は減少し散乱光は増加します。
全天日射観測
1日の積算値のみを観測します。観測するのは日の出20分前から日没後20分までです。日の出前の20分間、日没後の20分の間は直達日射はなくとも散乱光のみで空がほのかに明るくなる状態(薄明;twilight)を観測しています。
視程観測
視程とは、観測地点から360°見渡して一番見通しの悪い方位の、見通せる距離です。 ビルや山など、基準になるものを決めておいて、人が目視で観測することもあれば、視程計を用いることもあります。
▲福岡管区気象台ホームページより
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専門分野はまとめ出すとキリがないですね…
実は前回の試験で結構燃え尽きてしまって、まだ本格的に勉強できていません(・・;) 毎日天気図を見てはいるのですが。 今まで勉強したノートやルーズリーフを見るだけでもかなり色々思い出せるので、 あと少し頑張りたいと思います🌈